いや早すぎだろ…日産・三菱の新型「ルークス/デイズ/eKスペース/eKクロス」に14万台超えの大量リコール!更に「DS3クロスバック」ブレーキ関係のリコール

2020-05-27

~まさか新型が発売されて1か月ほどで全てリコールになるとは…~

日産と三菱の共同開発モデルで主要ラインナップモデルでもある新型「デイズ(Nissan Dayz)/ルークス(Roox)/eKスぺース(Mitsubishi eK Space)/eK」の4車種・計140,682台に大量リコール。

新型「eKスペース/ルーク」に関しては、2020年3月に発売されて1か月程しか経過していないモデルで販売も好調でしたし、新型「デイズ/eK」は、2019年に発売されて半年後にリコールが発令された上、今回で2度目のリコールとなるため、いずれの個体も出鼻をくじかれた印象ですね。

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気になるリコール内容としては、エンジン制御装置(ECU)において、発電機の制御ロジックが不適切なため、バッテリーの充電率が低い状態で冷機始動直後の走行や長い下り坂を走行した場合、エンジンの負圧が低下する場合があるとのこと。
そのためブレーキ倍力装置への負圧供給が不足して、最悪の場合、ブレーキペダルの操作力が増大し制動停止距離が長くなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、既に17件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[三菱・eK]
・5BA-B33W/B33W-0000202~B33W-0011397/平成31年3月13日~令和2年3月27日/10,111台

・5AA-B34W/B34W-0000201~B34W-0007847/平成31年3月13日~令和2年3月26日/6,957台

・4AA-B35W/B35W-0000201~B35W-0007406/平成31年3月13日~令和2年3月27日/5,924台

・5BA-B36W/B36W-0000201~B36W-0002815/平成31年3月14日~令和2年3月27日/2,388台

・5AA-B37W/B37W-0000201~B37W-0002553/平成31年3月13日~令和2年3月26日/2,048台

・4AA-B38W/B38W-0000201~B38W-0003997/平成31年3月13日~令和2年3月27日/3,250台

[三菱・eKスペース]
・5AA-B34A/B34A-0000201~B34A-0002986/令和2年3月2日~令和2年3月27日 /1,795台

・4AA-B35A/B35A-0000203~B35A-0001884/令和2年3月2日~令和2年3月27日 /1,058台

・5AA-B37A/B37A-0000202~B37A-0001079/令和2年3月2日~令和2年3月27日/436台

・4AA-B38A/B38A-0000203~B38A-0000830/令和2年3月2日~令和2年3月27日/422台

[日産・デイズ]
・5BA-B43W/B43W-0000201~B43W-0039058/平成31年3月13日~令和2年3月27日/34,261台

・5AA-B44W/B44W-0000201~B44W-0038279/平成31年3月13日~令和2年3月27日/33,596台

・4AA-B45W/B45W-0000201~B45W-0018037/平成31年3月13日~令和2年3月27日/15,693台

・5BA-B46W/B46W-0000201~B46W-0006893/平成31年3月13日~令和2年3月27日/6,030台

・5AA-B47W/B47W-0000201~B47W-0006317/平成31年3月13日~令和2年3月26日/5,544台

・4AA-B48W/B48W-0000201~B48W-0003682/平成31年3月13日~令和2年3月26日/3,149台

[日産・ルークス]
・5AA-B44A/B44A-0000202~B44A-0007944/令和2年3月2日~令和2年3月28日/3,931台

・4AA-B45A/B45A-0000201~B45A-0300344/令和2年3月2日~令和2年3月28日/2,898台

・5AA-B47A/B47A-0000203~B47A-0001658/令和2年3月2日~令和2年3月28日/647台

・4AA-B48A/B48A-0000201~B48A-0300057/令和2年3月2日~令和2年3月28日/544台

改善措置としては、全車両、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替えるリコール作業を実施するとのことです。


~最悪の場合、ブレーキの制動力が低下する恐れアリ~

続いては、グループPSAジャパンより、「DS3クロスバック」の1車種・計370台にリコール。

リコール内容としては、リアのブレーキパイプにおいて組み付け方法が不適切なため、ブレーキパイプがサポートに適切に組み付けられていないものがあるとのこと。
そのため、走行時の振動等によりブレーキパイプに過大な負荷がかかり、ブレーキパイプが破損しブレーキフルードが漏れて、最悪の場合、制動力が低下するおそれがあるとしてリコールを発令しています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、本国からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[DS3クロスバック]
・3BA-D34HN05/VR1URHNSSKW064119~VR1URHNSSKW118336/令和元年7月4日~令和元年12月4日/370台

改善措置としては、全車両、リアのブレーキパイプの組み付け状態を点検し、適切に組み付け
られていない場合はブレーキパイプを新品に交換し、正規の位置に組み付けるとのこと。
また、全車両、結束バンドでブレーキパイプをサポートに固定するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①国土交通省②